抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災・福島第一原子力発電所事故を受け,日本のエネルギー政策が抜本的に見なおされる中で,省エネルギーの意義も再評価されている。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は,「建築物における1次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面活用,オンサイトでの再生可能エネルギーの活用ににより削減し,年間での1次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロまたは概ねゼロとなる建築物」と定義されている。再生可能エネルギーの利用が1次エネルギー消費量に算入されないのは省エネ法と同様である。2020年までに新築公共建築物等でZEBを実現し,2030年までに新築建築物の平均でZEBを実現するという目標が掲げられている。スマートメータは,通信機能や機器の管理機能を持つ高機能型の電力メータを含んだシステム全体を指す概念として使われている。スマートメータの普及で,エネルギー消費の可視化による省エネ促進,時間帯の使用量に基づく多様な料金体系の設定やインセンティブ付与によるピーク需給削減,遠隔検針・監視によるエネルギー供給事業コストの低減,新たなエネルギーサービスの創出,関連市場の発展といった効果が期待されている。