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J-GLOBAL ID:201202224478951844   整理番号:12A0508451

さまざまな土壌中におけるトウモロコシの茎のC固定: 難分解性物としての化学結合と安定化におけるオキシハイドレートの役割

Sequestration of maize crop straw C in different soils: Role of oxyhydrates in chemical binding and stabilization as recalcitrance
著者 (10件):
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巻: 87  号:ページ: 649-654  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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土壌の固定容量に対する生物物理制御は,物理的保全,化学結合および安定化の各プロセス,そして微生物コミュニティの変化を用いてよく研究されてきたが,水田における土壌有機炭素(SOC)固定について,化学結合および安定化の役割の特徴はまだよく明らかにされていない。この研究では,トウモロコシ茎土壌改良材(MSA)を用いた場合と用いない場合での6か月間の実験室内定温放置を,中国南部全域で採取したさまざまな粘土鉱物と遊離のオキシハイドレートを含む土壌からの表層土試料を用いて行った。MSAの下でのSOCの増加が,30日間の定温放置後にFe-およびAl-結合OC(Fe/Al-OC)の増加と一致して(R<sup>2</sup>=0.90,P=0.05),そして,180日間の定温放置後にジチオン酸クエン酸重炭酸ナトリウム(DCB)で抽出できるFeと一致して(R<sup>2</sup>=0.99,P<0.01)見出された。DCBで抽出できるFeを多く含む土壌中では,DCBで抽出できるFeが少ない土壌中よりも,MSAの下でのSOCの増加が多いことが分かった。DCBで抽出できるFeを多く含む土壌中においてSOC固定容量がより大きいことは,<sup>13</sup>Cがより多いというMSAの天然の識別特性によっても裏付けられた。そのうえ,180日間の定温放置後に観察されたMSAの下でのSOCの増加とヒューミンの増加との弱い正の相関性(R<sup>2</sup>=0.87,P=0.06)は,長期的には固定化されたSOCのヒューミンとしての化学的安定化を示している可能性がある。これらの結果によって,中国の水田におけるSOCの固定化に関する理解が向上した。その固定化には,初期の土壌改良Cの化学結合と最終的なヒューミン難分解性Cとしての安定化が含まれる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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土壌管理 

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