抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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六本木ヒルズエネルギーセンターは地区全体のエネルギー供給を最適に行うため,大規模コージェネレーションシステムを導入し,特定電気事業として需要に応じて地区建物に全電力を供給するとともに,その排熱を有効利用して冷温熱を供給する熱供給事業とを併せて行っている施設である。発電設備には電力と熱の需要に応じて最適な熱電比で運転することが可能な「蒸気噴射型ガスタービン設備」を設置している。安定供給対策としては,常時は都市ガスを燃料とし,非常時は灯油燃料とするデュアルフューエル方式の採用,電力会社との系統連系による事故時での瞬時バックアップ可能なシステムとしている。冷温熱供給においては,夏期の蒸気最大需要期に発電機の排熱蒸気不足が生じた場合のために炉筒煙管式ボイラを設置している。災害時対応としては,約3日以上の電気と熱を継続供給できるように水と燃料を確保している。電気については,前述した電力会社との系統連系を行っている。