文献

J-GLOBAL ID：201202224557689993   整理番号：12A0947575

SDSS色を用いた矮新星の特徴づけ

Characterization of Dwarf Novae Using SDSS Colors

著者 (3件)： KATO Taichi (Kyoto Univ., Kyoto) ,  MAEHARA Hiroyuki (Kyoto Univ., Kyoto) ,  UEMURA Makoto (Hiroshima Univ., Hiroshima)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 64  号： 3  ページ： 63.1-63.63  発行年： 2012年06月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工ニューラルネットワークを用いて静穏期のSloanデジタル天空探査(SDSS)から矮新星の軌道周期を概算する方法を開発した。十分な測光精度で周期ギャップより低い典型的天体に対して,22%の1σ誤差の精度で軌道周期を概算することができる。概算の誤差はより長い軌道周期を持つ系に対して更に大きい。また,カテゴリー分類用にニューラルネットワークに基づく方法も開発した。この方法は3つのカテゴリー(や座WZ型,おおぐま座SU型,及びはくちょう座SS型/きりん座Z型)への天体の分類で有能であり,g=21等級までの超微光天体に対して働く。この方法を用いて,現代のトランジェントサーベイ(Catalinaリアルタイムサーベイ)から矮新星の軌道周期の分布を調べた。Umemura達[同誌62,613(2010)]が開発したBayes解析を用いて,サンプルは最短周期に対してより平坦な分布と周期最小のより短い概算値を与える傾向があることを示した。これは恐らくニューラルネットワーク解析における不定性と測光誤差に起因している。静穏期SDSS測光を用いて,既知の矮新星についての軌道周期の概算値,推定した分類,及び追加情報も提供した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 天体観測 ,  ニューラルネットワーク ,  *新星 ,  *軌道周期 ,  分類 ,  測光 ,  Bayes推定 ,  *白色矮星 ,  データ解析 ,  連星
準シソーラス用語： Sloanディジタル天空探査 ,  *矮新星 ,  や座WZ型矮新星 ,  おおぐま座SU型矮新星 ,  はくちょう座SS型/きりん座Z型矮新星 ,  Catalinaリアルタイムサーベイ ,  激変星

分類 (1件)： 恒星  (DB05000P)

引用文献 (214件)：

• Abbott, T. M. C., Shatter, A. W., Wood, J. H., Tomaney, A. B.,& Haswell, C. A.1990, PASP, 102, 558
• Ak, T., Bilir, S., Ak, S.,& Eker, Z.2008, New Astron., 13, 133
• Ak, T., Bilir, S., Ak, S.,& Retter, A.2007, New Astron., 12, 446
• Ak, T., Retter, A., Liu, A.,& Esenoglu, H. H.2005, Publ. Astro. Soc. Aust., 22, 105
• Alksnis, A.,& Zharova, A. V.2000, 1BVS, 4909

タイトルに関連する用語 (2件)： SDSS ,  矮新星