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J-GLOBAL ID:201202224589442604   整理番号:12A0542655

マテガイからのナノバイオセラミックの生産

Nano-Bioceramics Production from Razor Shell
著者 (9件):
資料名:
巻: 493/494  ページ: 775-780  発行年: 2012年 
JST資料番号: D0744C  ISSN: 1013-9826  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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リン酸カルシウム系のセラミックは,損傷あるいは欠損した硬組織の置換用として用いられている。骨自身は有機マトリックス中にHA結晶が分散した複雑な構造から成っている。従ってリン酸カルシウム誘導のバイオセラミックは,全体としては異質ではなく,生物学的には生きている骨と相溶性であることが分かっている。ヒドロキシアパタイト(HA)には,合成品と天然品とがある。合成品は,煩雑な時間のかかる方法で作製されるが,天然品は,天然の資源から牛,人,ヤギ等の動物の骨を焼成して得られる。本研究は,簡単な超音波法によるマテガイからのナノバイオセラミックの製造について述べた。貝殻を粉砕し,スラリー化し80°Cで超音波処理し,15分後,リン酸(Ca/P=1.667(HA相当の比率),および1.5(TCP相当))を添加,この温度で超音波を照射しながら8h反応した。液状部を蒸発,100°Cで24h処理,乾燥し,XRDで結晶相の同定とSEMによる生成物の形態を調べた。生成物は,色々なリン酸カルシウム相,例えば,モネタイト(CaHPO4)およびリン酸カルシウム水和物から成ることが分かった。従って,マテガイ殻は,リン酸カルシウム生産用の代替資源となり得る。また,真珠殻についても同様の超音波処理法により色々なバイオセラミック構造へ変換した。この方法は,資源は低コストで入手可能であり,有害な汚染物質の危険性もない簡単で,安全,かつ安価な方法である。
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分類 (4件):
分類
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医用素材  ,  合成鉱物  ,  魚類以外の水産動物  ,  資源回収利用 
タイトルに関連する用語 (2件):
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