文献

J-GLOBAL ID：201202224702150607   整理番号：12A1103488

通信ネットワーク障害時におけるOSPFの経路切り替え高速化の検討

著者 (1件)： 土井博生 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所システム技術研究所研究報告  (電力中央研究所システム技術研究所調査報告)
号： R11022  ページ： 22P  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： L1889B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,OSPF(Open Shortest Path First)法を用いた電力用IP通信ネットワークおいて,障害時の経路切り替えを高速に行って,アプリケーションに支障を来たすのを抑える改良ルーティング方式を提案した。この方式では管理エリアを一つにして複数であった管理エリアへの経路情報伝達を不要にした。また,指名ルータを経由するユーザデータのIPパケットの常時監視によって指名ルータの生存確認を行うことで,指名ルータの障害を短時間で検知することとした。机上検討では,既存方式の場合は50秒程度であったのに対し,提案方式では6秒程度に短縮することが可能であることが分かった。

シソーラス用語： *電力線通信 ,  *通信網 ,  TCP/IP ,  プロトコル ,  *経路選定 ,  通信障害 ,  遅れ ,  *高速化 ,  *通信操作
準シソーラス用語： IP【プロトコル】 ,  ネットワーク障害 ,  時間遅延 ,  OSPF

分類 (1件)： 有線通信方式・機器  (ND09000H)

引用文献 (10件)：

• [1] John T. Moy, "OSPF Version 2," Request For Comments (Standard) RFC 2328, Inter-net Engineering Task Force, April 1998.
• [2] John T. Moy, "OSPF : Anatomy of an Inter-net Routing Protocol", Addison-Wesley Pro-fessional, February 1998.
• [3] C.Hedrick, "Routing Information Protocol," RFC 1058, June 1988.
• [4] Cisco systems, "Enhanced Inte-rior Gateway Routing Protocol" http://docwiki.cisco.com/wiki/Enhanced_Interior_Gateway_Routing_Protocol,(最終確認2012年2月6日)
• [5] G. Apostolopoulos and R. Gurin and S. Kamat, "Implementation and Performance Measurements of QoS Routing Extensions to OSPF," in Proceedings of IEEE INFO-COM, pp.680-688, 1999.

タイトルに関連する用語 (5件)： ネットワーク障害 ,  OSPF ,  経路 ,  切り替え ,  高速化