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J-GLOBAL ID:201202224766058429   整理番号:12A1726861

ラメラからシリンダーへの転移を伴う水素結合ポリマーの相挙動: ポリ(4-ビニルピリジン)と小デンドリマ安息香酸誘導体の錯体

Phase Behavior of a Hydrogen-Bonded Polymer with Lamella-to-Cylinder Transition: Complex of Poly(4-vinylpyridine) and Small Dendritic Benzoic Acid Derivative
著者 (4件):
資料名:
巻: 45  号: 21  ページ: 8760-8769  発行年: 2012年11月13日 
JST資料番号: B0952A  ISSN: 0024-9297  CODEN: MAMOBX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリ(4-ビニルピリジン)(P4VP)と扇子状3,4,5-トリス(ドデシルオキシ)安息香酸(TDBA)に基づく超分子システム[P4VP(TDBA)<sub>x</sub>,式中,xはP4VP繰り返し単位に対するTDBAのモル比率]の相挙動を,FTIR法,示差走査熱量測定,偏光光学顕微鏡検査法とX線散乱法で調査した。P4VPとTDBA間の分子間水素結合相互作用は,FTIR法で確かめた。x<~0.60で添加TDBA分子のほぼ全てがP4VP鎖に水素結合され,その水素結合相互作用はx>0.60で不完全となり,x>0.90で飽和した。P4VP(TDBA)<sub>x</sub>の相構造は,組成依存性であった。x<~0.30で,錯体は均一であった。~0.30<x<0.60で,P4VP(TDBA)<sub>x</sub>はラメラ相を形成した。さらにTDBAを添加することで,ラメラから円筒構造への転移が引き起こされた。x>~0.60で,円筒または六角柱(ΦH)相の格子定数は,xを増やすことで減少した。極性部とアルキル尾の無極性部分間のミクロ相分離を考慮すると,ラメラから円筒への転移は,容積論を使って理解することができた。本研究では,TDBAの大きな無極性部がP4VP(TDBA)<sub>x</sub>のミクロ相分離を強化し,そして,さらに,TDBAの扇様形状がΦ<sub>H</sub>相の形成を容易にすると考察した。ミクロ相分離メソ相のP4VP鎖の領域サイズをざっと推定した。ラメラ状およびΦ<sub>H</sub>相の両方で,xを増やすことにより,P4VP鎖のよりひどい拘束がもたらされた。ラメラからシリンダーへの移行中に,TDBA分子によってもたらされる拘束は部分的に開放され,そして,それはΦ<sub>H</sub>相形成に有利に作用した。
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分類 (1件):
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高分子固体の構造と形態学 
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