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J-GLOBAL ID：201202224788051428   整理番号：12A0396253

飢餓はDiporeiaにおいてアミノ酸及び脂肪酸代謝の撹乱を引き起こす

Starvation causes disturbance in amino acid and fatty acid metabolism in Diporeia

著者 (6件)： MAITY Suman ,  JANNASCH Amber ,  ADAMEC Jiri ,  NALEPA Thomas ,  HOEOEK Tomas O. ,  SEPULVEDA Maria S.
資料名： Comparative Biochemistry and Physiology. B. Biochemistry and Molecular Biology  (Comparative Biochemistry and Physiology. B. Biochemistry and Molecular Biology)
巻： 161  号： 4  ページ： 348-355  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： A0956B  ISSN： 1096-4959  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 底生端脚類Diporeia spp.はかつてローレンシャン五大湖の深い沖合領域において主な大型無脊椎動物であった。しかし,1990年代初期以来,Diporeia個体群は地域全般に渡って確実に減少した。この減少は侵入したカワホトトギスガイ類ムラサキイガイとの餌の競争の増加による飢餓よるものであると仮定された。飢餓時のDiporeia生理学における変化をより良く理解するため,飢餓時のDiporeiaメタボローム応答を調べるために飛行時間質量分析計と組合わせた2次元ガスクロマトグラフィー(GCXGC/TOF-MS)を利用した。Diporeiaを60日間飢餓状態にし,メタボローム分析に毎12日間5体を収集した。実験室に届ける際,生体を瞬間冷凍し対照(0日)として使用した。栄養的にストレスを掛けたDiporeiaの脂質酸化及びタンパク異化,必須アミノ酸(プロリン,グルタミン,フェニルアラニン)のその後の減少,グリセロリン脂質及びスフィンゴ脂質代謝のダウンレギュレーション,多価不飽和脂肪酸量の減少を測定した。昆虫フェロモンと密接に関係する代謝産物の1-Indo-2-methylundecaneの量も飢餓により減少した。本研究は,GCXGC/TOF-MSが環境メタボロミクス分野における研究手段として適用できることを実証した。次の段階はこの新知見を,五大湖におけるこの減少を引き起こした根底にある原因を明らかにするため野性のDiporeiaの栄養状態を評価するために利用することである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *端脚類 ,  アミノ酸代謝 ,  脂質代謝 ,  湖沼 ,  ムラサキイガイ ,  解析 ,  ガスクロマトグラフィー ,  レーザ脱離質量分析 ,  酸化 ,  必須アミノ酸 ,  グリセロリン脂質 ,  スフィンゴ脂質 ,  ポリエン ,  不飽和脂肪酸 ,  *飢餓 ,  *種間競争 ,  代謝経路
準シソーラス用語： *Diporeia ,  TOF-MS ,  メタボロミクス ,  五大湖 ,  脂質酸化 ,  脂肪酸代謝 ,  多価不飽和脂肪酸 ,  二次元ガスクロマトグラフィー

分類 (2件)： 動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 飢餓 ,  Diporeia ,  アミノ酸 ,  脂肪酸代謝 ,  撹乱