抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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気仙沼における市街地の拡張とまちづくりについて述べた。1929年の昭和の大火で町は焦土と化した。復興後も昭和三陸大津波や空襲に見舞われたが,小さな漁村の復興計画や小規模区画整理など手法は限定的だった。1969年には特定第3種漁港,1963年に地方港湾の指定を受けた。長らく独立した経済圏を形成してきたことにより,中心市街地の衰退速度は緩やかで,バブル崩壊以降も第3セクターによる積極的なまちづくりが行われた。リアス・アーク美術館等の数々の建築作品と建設時の鋼板加工は,気仙沼の文化と技術力の高さを世間に広めた。住民らによる「風待ち研究会」の取組も当地らしさ溢れる活動の1つであるが,商圏の地位は急降下しつつある。中心市街地活性化基本計画の策定には至っていない。