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J-GLOBAL ID:201202224897425907   整理番号:12A1312583

オウシュウアカマツ(Pinus sylvestris)切り株の生物起源VOC排出に対する樹木来歴の影響

Influence of tree provenance on biogenic VOC emissions of Scots pine (Pinus sylvestris) stumps
著者 (8件):
資料名:
巻: 60  ページ: 477-485  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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針葉樹のような樹脂貯蔵植物種は樹脂流出を発生させるストレス環境下で大気中にかなりの量の揮発性有機化合物(VOC)を放出可能である。傷害は動物や病原体や風または直接的機械的損傷,例えば伐採時に誘導可能である。生物起源VOCの大気モデリングにおいて,活発に成長する植物はほとんど排出源として考慮されている。樹脂貯蔵針葉樹の根システムと切り株は伐採後のかなりの樹脂貯蔵を継続可能である。そのためオウシュウアカマツ切り株切断面からのVOC排出速度を評価し,2000切り株/ha密度の地域での平均排出速度を推定した。実験を,1991年にフィンランド中央部に設立された一般庭園で,1200km勾配をカバーする1か所のエストニアと3か所のフィンランドにおけるオウシュウアカマツ来歴の木で実施した。VOC排出はモノテルペンが優勢で,総排出の0.1%未満がセスキテルペンだった。α-ピネン(総排出の7~92%)と3-カレン(総排出の0~76%)が優勢モノテルペンだった。他の来歴と比較して最南部のサーレマ来歴で,α-ピネンとカンフェンの比率は,有意に低く,3-カレンとサビネンとγ-テルピネンとテルピノレンの比率は高かった。切り株からの総テルペン排出速度(20°Cで標準化)は,伐採後2~3時間以内に測定すると27~1582mg・時間-1m-2と変化した。排出速度は切断後50日で2~79mg・h-1m-2の間に急速に減少した。2000/haの伐採木密度での新鮮伐採切り株からのヘクタールベースの推定1日テルペン排出速度は起源に依存して変化した。推定排出範囲は40年齢と60年齢木立においてそれぞれ100~710g・ha-1-1と137~970g・ha-1-1だった。本結果は切り株表面からの直接排出がオウシュウアカマツ木立での切出し後2~3週間の有意なモノテルペン排出源でありえることを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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気圏環境汚染  ,  その他の汚染原因物質 
タイトルに関連する用語 (5件):
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