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J-GLOBAL ID：201202225048226581   整理番号：12A1221448

TRPA1様チャネルは脊髄後角ニューロンにおけるグリシン作動性神経伝達を増強する

TRPA1-like channels enhance glycinergic transmission in medullary dorsal horn neurons

著者 (5件)： CHO Jin-Hwa (Kyungpook National Univ., Daegu, KOR) ,  JEONG Moon-Young (Kyungpook National Univ., Daegu, KOR) ,  CHOI In-Sun (Kyungpook National Univ., Daegu, KOR) ,  LEE Heon-Jin (Kyungpook National Univ., Daegu, KOR) ,  JANG Il-Sung (Kyungpook National Univ., Daegu, KOR)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 122  号： 3/4  ページ： 691-701  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラットの摘出脊髄後角ニューロン(SGニューロン)における自発性グリシン放出に対するTRPA1作動薬,イシリンの作用をホールセルパッチクランプ法を用いて検討した。イシリンはSGニューロンにおけるグリシン作動性自発性微小IPSCを濃度依存性に増大させた。イシリンはシナプス前に作用して自発性グリシン放出を増大させた。イシリンの作用はHC-030031及びルテニウムレッドによって抑制された。TRPA1作動薬のAITC及び桂皮アルデヒドも弱いながら微小IPSC作用を増大させたが,TRPM8作動薬のメントールは作用を示さなかった。イシリンの作用は細胞外スペースからのカルシウム流入によって仲介されると推察された。本研究の結果から,イシリンは一部のTRPA1作動薬に非感受性のシナプス前TRPA1様イオンチャンネルに作用し,SGニューロンへのグリシン作動性伝達を促進することが示唆された。

シソーラス用語： ラット ,  *イオンチャンネル ,  *侵害受容体 ,  *ニューロン ,  神経伝達 ,  神経伝導 ,  電流 ,  パッチクランプ法 ,  ルテニウムレッド ,  脊髄 ,  芳香族化合物 ,  不飽和アルデヒド ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： IPSC ,  *TRPA1 ,  グリシン作動性神経 ,  ホールセルパッチクランプ法 ,  脊髄後角 ,  *脊髄後角ニューロン

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (4件)： HC-030031 ,  イシリン ,  AITC ,  桂皮アルデヒド

タイトルに関連する用語 (5件)： TRPA1 ,  チャネル ,  脊髄後角ニューロン ,  グリシン作動性神経 ,  増強