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J-GLOBAL ID：201202225115986910   整理番号：12A1187964

新幹線架線のステンレス鋼製ターンバックルの破損事故

Failure of Stainless Steel Turnbuckle used for Overhead Line of Shinkansen

著者 (1件)： 柴田俊夫
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 61  号： 8  ページ： 323-326  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山陽新幹線の架線切断事故は,トロリー線を支持するステンレス鋼製のターンバックルの粒界応力腐食割れ(IGSCC)によって起きた。事故後新幹線および在来線に用いられていたターンバックルを回収するとともに,破損したターンバックルについて,電気化学的再活性化率測定法およびしゅう酸エッチング法による組織検査が行われた。解析結果に基づいて,SUS304ステンレス鋼製ターンバックルが粒界腐食感受性を生じない品質管理基準として,再活性化率3%以下とすることが定められた。(著者抄録)

シソーラス用語： 新幹線 ,  架線 ,  *部品 ,  応力腐食割れ ,  粒界割れ ,  *破損 ,  エッチング ,  *活性化 ,  検出 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  粒界腐食 ,  品質管理 ,  標準 ,  ボルト ,  *腐食試験 ,  電気化学的腐食試験 ,  *事故分析 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： SUS304 ,  *ターンバックル ,  管理基準 ,  *再活性化 ,  山陽新幹線 ,  電気化学的検出

分類 (1件)： 電力線路要素・工事  (NB05020V)

物質索引 (1件)： シュウ酸

引用文献 (4件)：

• West Japan Railway Company. Committee Report on Stainless Steel Failure Problem. 1989
• SUGIYAMA, M. Boshoku-Gijyutsu (Presently Zairyo-to-Kankyo). 1985, 34, 685
• KAWAMOTO, T. Report of Committee of Corrosion and Prevention of The Society of Material Science. 1988, No.142, Vol.27, Pt.1, 23
• Corrosion Failure of Overhead Line Materials. Corrosion and Its Prevention. 1987, 210

タイトルに関連する用語 (6件)： 新幹線 ,  架線 ,  ステンレス鋼 ,  ターンバックル ,  破損 ,  事故