抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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時間割自動編成システムで用いたモデル(光部,2011)に改良を加え,汎用性の高い時間割自動編成システムを試作した。光部モデルに加えた主な改良点の5点について説明した。時間割編成の際に考慮している制約を,提案するモデルで記述するために必要となる「科目のグループ化」,「科目の分類」,「教員グループの設定」,「オムニバス科目の設定」の定義について述べた。更に,「オムニバス科目,複数開講科目の自動編成」について述べた。環境,教員,科目の3つの観点から時間割編成への一般的な制約を挙げた。時間割編成問題を定式化するにあたり記号を定義し,問題を定式化した。計算実験で用いた定式化を示した。2012年度情報理工学部秋学期の時間割編成データを使用し,IBM ILOG CPLEX Optimization Studio 12.2を用いて時間割の自動編成を行った。時間割の出力例を示した。試作システムによる時間割自動編成を行った結果は,学生にとって履修しやすく,また,教員間の担当授業数のばらつきの少ない時間割作成が可能となることを示した。