抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,子どもを対象とした凶悪な事件が多発している。このため,登下校時など子どもが一人になる可能性のある時間帯に,子どもの現在位置を特定し,子どもを見守ることができるシステムの必要が増している。我々はこの要求を受け,長野県塩尻市にAd-Hocな無線ネットワークにより構成される中継機網を基盤とする地域見守りシステムを構築した。本システムは,地域見守りシステム特有の問題を解決するための固定長待ち時間と重複抑制という新たなプロトコルの改良を適用し,現在実運用が行われている。そこで,本システムの地域見守りシステムとしての有効性について,中継機網と子機パケットの損失率をもとに評価を行い良好な状態であることを確認した。更に,この地域見守りシステムを利用している児童の保護者に対するアンケートを実施し,おおむね良好な評価を得たことを確認した。(著者抄録)