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J-GLOBAL ID:201202225450181829   整理番号:12A0717661

極端な塩生植物のSalicornia brachiata由来の2型メタロチオネイン遺伝子(SbMT-2)のクローニングと転写物解析および大腸菌におけるその異種発現

Cloning and transcript analysis of type 2 metallothionein gene (SbMT-2) from extreme halophyte Salicornia brachiata and its heterologous expression in E. coli
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資料名:
巻: 499  号:ページ: 280-287  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Salicornia brachiataは,海岸湿地に豊かに生い茂り,重金属を含む種々の非生物学的ストレスに頻繁に曝露されている極端な塩生植物である。全長の2型メタロチオネイン(SbMT-2)遺伝子をRACE用いて単離し,そのコピー数をサザンブロット解析により確認した。SbMT-2遺伝子の転写発現を,半定量Rt-PCRおよびリアルタイム定量(qRT)PCRにより解析した。SbMT-2遺伝子の発現は,亜鉛,銅,塩,熱および干ばつによるストレスと同時に上方制御され,寒冷ストレスにより下方制御されたが,カドミウムストレス下では影響を受けなかった。大腸菌においてSbMT-2遺伝子が異種発現すると,金属の蓄積と耐性が亢進された。SbMT-2の金属結合特性により,恒常性および重金属の解毒におけるSbMT-2の役割が示された。組換えSbMT-3を発現する大腸菌では,GSTのみを発現する大腸菌に比べて,Zn++,Cu++およびCd++に対する有意な耐性が観察された。亜鉛の隔離は銅と比べて4倍高く,SbMT-2はGSTタンパク質と比べてカドミウムの相対的蓄積を1.23倍阻害した。融合タンパク質SbMT-2は亜鉛に対して最も高い親和性(Cu++およびCd++の約2.5倍)を示し,次いで銅とカドミウムに対して同様の親和性を示した。塩生植物のS.brachiataは種々の非生物学的耐性の先天的回復力を持つことから,SbMT-2遺伝子は金属耐性の亢進および重金属のファイトレメディエーションに用いる候補物質である可能性が示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子の構造と化学  ,  植物の生化学 

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