抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国連気候変動枠組み条約第17回締結国会議(COP17)が南アフリカのダーバンで開催された。この締結国会議には政府以外の多様な参加者があり,インターネットなどIT技術を利用した情報活動が盛んに行われてきた。本文では筆者が東京に居ながら,ツイッタやフェイスブックなどのソーシャルネットワークを利用し,COP17で発信されるつぶやきを追跡した状況を紹介した。結果を集約すると,第1にはほとんどのつぶやきが交渉と関係のないことが多く,交渉の経過を追うのにあまり有効でなかったことである。第2にオブザーバに見えないところで行われる交渉の把握には効果的であったことである。また第3に有力な委員がツイッタを使って自分への関心を引き寄せ,交渉の流れや会場の雰囲気に影響を与えるような操作を行ったことである。このようにソーシャルネットワークによる正や負の影響が今後とも大きくなる可能性がある。