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J-GLOBAL ID：201202225547738747   整理番号：12A1500437

小児の肺高血圧症における肺動脈硬化の影響と血管拡張治療: 21人の患者毎の流体と構造の相互作用の研究

Impact of pulmonary vascular stiffness and vasodilator treatment in pediatric pulmonary hypertension: 21 patient-specific fluid-structure interaction studies

著者 (3件)： SU Zhenbi (Dep. of Mechanical Engineering, Univ. of Colorado at Boulder, Boulder, CO 80309, USA) ,  HUNTER Kendall S. (Dep. of Bioengineering, Univ. of Colorado Denver Anschutz Medical Campus, 13123 E. 16th Avenue, B100, Aurora, CO ...) ,  SHANDAS Robin (Dep. of Bioengineering, Univ. of Colorado Denver Anschutz Medical Campus, 13123 E. 16th Avenue, B100, Aurora, CO ...)
資料名： Computer Methods and Programs in Biomedicine  (Computer Methods and Programs in Biomedicine)
巻： 108  号： 2  ページ： 617-628  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： D0213C  ISSN： 0169-2607  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アイルランド (IRL)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近の肺動脈高血圧(PAH)に臨床研究により,肺動脈硬化(PVS)の進行と転帰の悪化の間に相関が見つかっている。しかし直接測定により解を得るのが不可能な進行性PAHの設定では,PVS,RV出力と血管血行動態間の関係に関する機構的な問題が残る。臨床的に検証した患者毎の計算モデリングを用いると,摂動ベースの予測試験によりこれらの課題の検討ができる。ここでは簡単な患者毎のモデルを用いて,4つの問題に答えた:PAHが悪化すると,血行動態はどのように変化するか,PVSの進行は血行動態とRV出力にどのような影響を与えるのか,中度のPAHの患者で血圧は適度だが十分に上昇して,血管の中でコラーゲンが関与した場合には,結果はどうなるのか,血圧降下血管拡張剤治療は,血行動態にどのような影響を与えるのか。21組のモデル予測したインピーダンスと平均PA圧(mPAP)は,モデルを検証する治療の臨床測定とよく一致した。三つのPAH転帰群からのデータを用いて,悪化をモデリングした:これらのデータは,予想通りのmPAPの上昇だけでなく,血圧の脈動性も示している。興味深いことにmPAPが慢性的に上昇するとWSSは減少した。これは,PAの断面積の増加の方が,PVSの上昇よりも影響が大きいことを示唆している。同じ患者に対して,模擬血管拡張剤により中度のPAH相当の値にPVRを減らすと,血圧の脈動性は低下せず,WSSの脈動性が劇的に増加した。これらの結果から全体的に見ると,PVSと血行動態には密接な関係があり,血行動態がPAHの進行に重要な役目を果たしていることが示唆されている。これらの結果は,治療では,平均血圧を下げるだけでなく,血管のupstreamリモデリングを減少あるいは反転させることを狙うべきことを裏付けている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *肺高血圧症 ,  *肺 ,  *動脈硬化症 ,  血液動態 ,  *血管拡張薬
準シソーラス用語： 血管拡張 ,  血管拡張治療

分類 (1件)： 呼吸器疾患の薬物療法  (GI05020J)

タイトルに関連する用語 (10件)： 小児 ,  肺高血圧症 ,  肺動脈 ,  硬化 ,  血管拡張 ,  治療 ,  患者 ,  流体 ,  相互作用 ,  研究