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J-GLOBAL ID：201202225663811389   整理番号：12A0696841

タグチのT法およびその改良手法と重回帰分析の性能比較

Prediction Accuracies of Improved Taguchi’s T Methods Compared to those of Multiple Regression Analysis

著者 (4件)： 稲生淳紀 (早稲田大 創造理工) ,  永田靖 (早稲田大 創造理工) ,  堀田慶介 (NTTドコモ) ,  森有紗 (バークレイズ・キャピタル証券)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 42  号： 2  ページ： 265-277  発行年： 2012年04月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： MT(マハラノビス・田口)システムの一部にT法がある。本稿では,まずこのT法4形式の中の両側T法について,概略,特徴(単位空間,多重共線性,評価指標,T法の基本的な考え方)を説明した。次にT法の改良手法として,信号データの平均で標準化する方法(Ta法)と,項目ごとに基準化する最適サンプルを選ぶ方法(Tb法)を提案し,その内容を説明した。次に各手法を様々なシミュレーションモデルの下でのシミュレーションにより比較した。精度指標には,RSS(残差平方和)を元にしたERSSと,新たなデータに対する予測誤差を元にしたPEとを用いた。結果は,ERSSでは,重回帰分析が優れ,続いて,TaないしTb,T法という順であった。PEでは,モデルによって異なり,出力値により項目を説明するという状況の場合ではTaないしTb法は重回帰分析よりしばしば優れているなどとなった。

シソーラス用語： *田口メソッド ,  多重回帰分析 ,  性能評価 ,  指標 ,  シミュレーションモデル ,  評価基準 ,  数学的空間 ,  誤差解析 ,  数値解法 ,  計算機シミュレーション ,  T法 ,  MTS法 ,  数学 ,  解析 ,  誤差論 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： Mahalanobis-Taguchi システム

分類 (1件)： 統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (7件)：

• [1] 田口玄一(2005a):“目的機能と基本機能(5)”,「品質工学」,13,〔2〕,6-10.\n
• [2] 田口玄一(2005b):“目的機能と基本機能(6)”,「品質工学」,13,〔3〕,5-10.
• [3] 平林和夫・手島昌一・長谷川良子(2008):『入門MTシステム』,日科技連出版社.\n
• [4] 永田 靖(2009):『統計的品質管理』,朝倉書店.
• [5] 品質工学会(2007):“7.5.2 不動産経済価値のT法による評価,”『品質工学便覧』,日刊工業新聞社.\n

タイトルに関連する用語 (4件)： T法 ,  手法 ,  重回帰分析 ,  性能比較