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J-GLOBAL ID：201202225727478832   整理番号：12A1369699

雄冬漁港におけるハタハタの産卵状況について(第2報)

著者 (4件)： 岡元節雄 (土木研 寒地土木研) ,  関口浩二 (土木研 寒地土木研) ,  大橋正臣 (土木研 寒地土木研) ,  山本潤 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木研究所月報  (土木研究所寒地土木研究所月報)
号： 712  ページ： 44-49  発行年： 2012年09月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 1881-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は1報に引続き,ハタハタ産卵時の波浪,流速,水温等の物理環境に着目し,ハタハタ産卵時と同じ波浪条件を用いて波浪,流況の数値計算を行うことで,産卵場やその周辺海域の産卵時における物理環境を明らかにすることを試みた。北海道増毛町雄冬漁港に設置されている人工海藻を活用し,現地調査と平面波浪場計算によって,ハタハタ産卵と物理環境(水温,波浪)との関係を検討した。その結果,1)卵塊付着量は産卵期間の初期に多く,約2割が脱落していた,2)人工海藻設置個所は沖側防波堤の遮蔽効果により波浪流速が小さいため,好適な波浪流速場が創出されているものと推察できたこと,がわかった。

シソーラス用語： *ハタハタ ,  漁港 ,  *産卵 ,  波浪 ,  流速 ,  海水温 ,  *生息場所 ,  *海藻 ,  物 ,  現地調査 ,  北海道
準シソーラス用語： *産卵場 ,  *人工海藻 ,  流速場

分類 (2件)： 水産土木  (FH01030O) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

引用文献 (6件)：

• 1) 水島敏博、鳥澤雅:漁業生物図鑑 新北のさかなたち、北海道新聞社、pp.216-219、2003.
• 2) 星野昇、三橋正基:技術資料No.7 北海道のハタハタ資源、地方独立行政法人北海道立総合研究機構水産研究本部、pp17-32、2011.
• 3) 森信幸、伊藤敏朗、岸哲也:実海域でのハタハタ人工産卵基質の耐久性に関する研究、北海道開発土木研究所月報第598号、pp18-pp25、2003.
• 4) 渡辺光弘、山本潤:雄冬漁港におけるハタハタの産卵状況について、寒地土木研究所月報第689号、pp.17-22、2010.
• 5) 渡辺安廣:道西日本海におけるハタハタの資源管理について、育てる漁業No.282、(社)北海道栽培漁業振興公社、pp2-9、1996.

タイトルに関連する用語 (5件)： 冬 ,  漁港 ,  ハタハタ ,  産卵 ,  状況