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J-GLOBAL ID：201202225819977096   整理番号：12A0992772

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による利根川下流沿岸域の用排水路等の被害と特徴

著者 (4件)： 浅野勇 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  渡嘉敷勝 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  森充広 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  西原正彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 213  ページ： 145-173  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震による利根川下流沿岸域の用排水路等の被害状況を報告した。農業水利施設の被害状況を確認するため,2011年4~6月に現地調査を実施した。調査方法は,主に目視により,地盤変状,液状化,噴砂,施設の沈下,浮き上がり,破損状況を確認した。調査結果に基づき,下記の考察を行った。1)液状化の発生と微地形の関係,2)開水路の地震被害の特徴,3)水路などの地震による損傷とその対策,4)地盤条件から見た地震時の水路の損傷と耐震対策。線的施設である開水路,パイプラインでは,上流側での損傷が下流側の通水に影響を与える。1箇所の損傷が水路システム全体に影響を及ぼすため,脆弱地点を抽出し,耐震化,強化復旧対策を実施することが重要である。

シソーラス用語： *大地震 ,  沿岸帯 ,  *震災 ,  *水路 ,  液状化 ,  現地調査 ,  変化 ,  噴泥 ,  沈下 ,  農業施設 ,  耐震対策 ,  農業水利施設 ,  地盤変化 ,  *2011年東北地方太平洋沖地震
準シソーラス用語： 地盤変状 ,  *東北地方太平洋沖地震 ,  *用排水路 ,  利根川下流沿岸域

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  農業土木  (FB02000W)

引用文献 (30件)：

• 1) 秋田県(1985):昭和58年日本海中部地震一農地・農業用施設の災害と復旧-
• 2) 浅野勇・向後雄二・林田洋一・井上敬資(2006):平成16年(2004年)新潟中越地震による農業水路の被害,農村工学研究所技報,205,47-59
• 3) 防災科学研究所(2011):地震ハザードステーション,http://ww w.j-shis.bosai.go.jp/
• 4) 中央人学國生研究室(2011):2011年東北地方太平洋沖地震_各地の加速度・速度応答スペクトル(2011.06.17公開),http://www.clvll.chuo-u.ac.jh/lab/doshitu/cqrcports/carthquakc_rcports.html
• 5) 林田洋一・増田晋・有吉充(2008):平成19年(2007年)能登半島地震による水路竹コンクリート構造物の被害調査,農村工学研究所技報,208,43-59

タイトルに関連する用語 (6件)： 東北地方太平洋沖地震 ,  利根川 ,  下流 ,  沿岸域 ,  排水路 ,  被害