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J-GLOBAL ID:201202226013504526   整理番号:12A0646272

生体膜モデル環境中のキトサンとムチンの相互作用

Interaction of chitosan and mucin in a biomembrane model environment
著者 (4件):
資料名:
巻: 376  号:ページ: 289-295  発行年: 2012年06月15日 
JST資料番号: C0279A  ISSN: 0021-9797  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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キトサンは,特にその粘膜付着性のために,薬物送達,再生医学を含む生物学的応用において幅広く検討されてきた。しかし,キトサン作用についての分子レベルでの機構は詳細には知られていない。キトサンは,細胞膜により媒介されるプロセスにおいて,蛋白質ムチンとの相互作用により粘液に影響を及ぼすことができると考えられている。本検討では,ムチンの活性とキトサン間の相互作用を検討するための簡略化した膜モデルとして,ジミリストイルホスファチジン酸(DMPA)のLangmuir単一層を用いた。表面圧や表面ポテンシャル測定は,キトサンおよび/またはムチンが吸着されているDMPA単一層により行なった。ムチンがDMPA単一層上に吸着した後にキトサンを注入したときに,ムチンからの膨張効果がかなり減少することが分った。この結果は,ムチンとキトサン間で錯体が形成されることと一致したが,これから静電相互作用の重要性が明らかになった。さらに,キトサンはLangmuir-Blodgett(LB)膜中にDMPAと共に共堆積したムチンを除去できたが,このことはLB膜のFTIRスペクトルから推定される,キトサンとムチン間の分子レベル相互作用に起因できた。結論として,Langmuir膜とLB膜による結果は,静電相互作用は粘膜接着機構に重要であり,これはキトサンとムチン間の錯体化により影響されるということを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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生物学的機能  ,  多糖類 
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