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J-GLOBAL ID:201202226457300366   整理番号:12A1221771

プロセス開発と多機能触媒 シングルサイト光触媒の設計と応用

著者 (2件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 692-696  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: F0134A  ISSN: 0387-1037  CODEN: CMNGA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ゼオライトやメソポーラスシリカの合成段階でチタンやクロム種などを導入することで,細孔骨格内に孤立高分散状態で活性サイトとなる金属種を組み込むこともできる。このようにして調製され,活性サイトとなる金属種が同一の局所構造(四配位構造)を有し,空間的に互いに離れて存在するシングルサイト光触媒は,六配位構造の対応するバルク酸化物とは異なる性質を示す。例えば,六配位構造のバルクのTiO2光触媒では紫外光照射により生成する電子と正孔はそれぞれ空間的に離れて別々の表面サイトで光触媒反応に寄与するのに対し,シングルサイトTi光触媒では,(Ti3+一O-)などの電荷移動型励起種が形成され,電子トラップサイト(Ti3+)と正孔トラップサイト(O-)が隣接した状態で反応に関与するため,各種反応において特異な反応性と選択性を示す。本稿では,ナノ多孔性材料のユニークで規則的な細孔空間や骨格構造を積極的に利用して設計される新しい光エコマテリアル(光触媒材料,界面光機能性材料,ナノ触媒材料)としてのシングルサイト光触媒の応用について紹介した。シングルサイト光触媒の特異な反応性,可視光下で機能するシングルサイト光触媒,シングルサイト光触媒を組み込んだ機能性薄膜材料,シングルサイト光触媒を用いるナノ金属触媒の調製,磁性材料と複合化したシングルサイト光触媒,ナノ多孔性材料の細孔空間に構築した金属錯体光触媒などについて解説した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
触媒操作  ,  光化学一般  ,  触媒の調製 

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