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J-GLOBAL ID：201202226740429081   整理番号：12A0257994

新技術の導入過程における先駆的導入者の情報収集行動-水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術を対象にして-

著者 (3件)： 松本浩一 (中央農業総合研究セ) ,  山本淳子 (中央農業総合研究セ) ,  関野幸二 (中央農業総合研究セ)
資料名： 農業普及研究  (Journal of Agricultural Extension Research)
巻： 10  号： 1  ページ： 64-76  発行年： 2005年06月 
JST資料番号： L8354A  ISSN： 1881-0977  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水稲のロングマット水耕苗の育苗,移植による省力化技術の導入,実施を事例研究の対象にして新技術の普及の諸段階ならびに初期にこの技術を採用,実用化した農家による情報伝播の役割について調べた。その結果,(1)技術の認知段階における適合性の認識は技術導入に向けた情報収集行動を開始するために重要である,(2)技術導入の決定段階において先駆的導入者が伝聞に加えて観察と試行により有利性を認識している,(3)有利性の認識に段階がある,(4)技術導入の全過程を通じ先駆的導入者の情報収集には専門家が重要な発信者である,(5)先駆的導入者が実体験に基づく情報を提供することで普及に向けた重要な情報発信者になることを明らかにした。

シソーラス用語： *水稲 ,  栽培 ,  水耕 ,  移植【植物】 ,  *育苗 ,  栽培施設 ,  省力化 ,  事例研究 ,  *行動
準シソーラス用語： ケーススタディ ,  ロングマット ,  技術普及 ,  栽培ベッド ,  情報普及 ,  水稲栽培 ,  農作業 ,  *普及活動

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  技術教育・普及  (FA01040E)

引用文献 (11件)：

• 浅井悟. 農業経営者の意識にみる新技術導入の動機と規定要因-水稲病害抵抗性品種を対象に-. 農業経営研究. 1998, 36, 1, 1-13
• 中央農業総合研究センター. 水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術マニュアル. 2002
• 藤田康樹. 農業指導と技術革新-普及方法の実証的研究-. 1987
• 松本浩一. 水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術の導入過程. 関東東海農業経営研究. 2004, 53-63
• 松本浩一. 機械・施設投資を伴う新技術の導入意向の規定要因-水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術を対象にして-. 農業経営研究. 2004, 42, 2, 35-40

タイトルに関連する用語 (9件)： 過程 ,  情報収集 ,  行動 ,  水稲 ,  マット ,  水耕 ,  苗 ,  育苗 ,  移植