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J-GLOBAL ID:201202227098210484   整理番号:12A0087242

シロイヌナズナにおいて高度および気候への適応は花成の形質とFRIおよびFLC,PHYC遺伝子により媒介される

Altitudinal and Climatic Adaptation Is Mediated by Flowering Traits and FRI, FLC, and PHYC Genes in Arabidopsis
著者 (6件):
資料名:
巻: 157  号:ページ: 1942-1955  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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花成開始のタイミングに対する大規模な自然変異が,モデル植物シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)を含め,多くの一年生植物で報告されている。本研究で,この遺伝的変異を形作る環境要因と,花成時期の修正による気候への適応の分子基盤について調べるため,広範な気候条件下に自生する182種の野生型シロイヌナズナに対して,春化に関連した花成の振る舞いを特徴づけた。表現型と環境との連関解析により,9つのうち7つの花成関連形質において,強い高度勾配(0-2600 m)が同定された。高度勾配は冬期最低気温と降水量の側面にわけられたため,これらが花成形質に対する選択圧として働く主な気候要因であることが示された。さらに,FRIGIDA(FRI)およびFLOWERING LOCUS C(FLC),PHYTOCHROME C(PHYC),CRYPTOCHROME2の4つの候補遺伝子に対して連関解析を行った結果,頻度の低い,11個の異なった機能欠損FRI対立遺伝子が,ほとんどの形質に対して,16%までの差異を説明した。FLCにおいて,低頻度から中頻度に見られる,新たに機能欠損または機能変化型対立遺伝子と推定される6つの対立遺伝子によって,より広いFLCの機能の多様化が,花成形質の差異に寄与することが明らかになった。環境と遺伝型との連関解析により,FRIおよびFLC,PHYCの遺伝子多型が,それぞれ冬期の気温や春の降水量,冬の降水量に有意に関係があることが示された。以上の結果より,これらの遺伝子における対立遺伝子の違いが気候への適応に関わることが支持された。
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分類 (1件):
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植物生理学一般 

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