抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
技研で開発を進めている放送通信連携システムHybridcast(ハイブリッドキャスト)は放送と通信(インターネット)を組み合わせたサービスを実現するための技術基盤である。技研公開2010でHybridcastを初めて発表し,今年で3回目の展示となる。国内外でさまざまな放送通信連携サービスの提案が行われており,NHKの提案するHybridcastは,高品質・高信頼・同報性という特徴を持つ放送と,膨大な情報を個別の要求に応じて提供することのできる通信の利点を最大限に活用できるシステムである。放送事業者が提供するコンテンツを視聴者の皆様に,より豊かに,より便利に,より安全に利用していただくことを目指している。2012~2014年度のNHK経営計画の4つの重点目標の1つの「創造・未来」の中で,「放送と通信が融合した新たなサービスの提供と開発」,「新たなメディア環境に対応する技術とサービス基盤の確立」を具体的な目標として挙げている。Hybridcastはその目標を実現するための重要な手段であり,本稿では,Hybridcastの実用化に向けた研究開発の状況,標準化への取り組み,今後の進め方について述べる。(著者抄録)