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J-GLOBAL ID：201202227215728074   整理番号：12A0964951

“清酒酵母”イオンビーム育種と試験醸造-第2のレポート

Ion Beam Breeding of “Sake Yeast” and Test Brewing-the Second Report

著者 (5件)： MASUBUCHI T. (Gunma Industrial Technol. Center) ,  KAMIYAMA O. (Gunma Industrial Technol. Center) ,  SATOH K. (JAEA) ,  HASE Y. (JAEA) ,  NARUMI I. (JAEA)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2011-043  ページ： 3-51 (WEB ONLY)  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは吟醸用清酒酵母として「群馬KAZE酵母」を既に実用化しているが,消費者の嗜好の変化に対応した新たな酵母の開発をすべく,イオンビーム照射による変異処理を行い,優良株の選抜を試みている。照射は,AVFサイクロトロンを用いて220MeVの¹²C⁵⁺を50~300Gy照射した。親株としてきょうかい901号の他にNo.227酵母を用いた。試験的に,40%精白山田錦を原料とした総米57kgの吟醸造りを行った。No.227酵母は以前の結果を参考に,追水や温度などの管理を適切に行った結果,群馬KAZE酵母とほぼ同様の発酵経過を示し,群馬KAZE酵母よりも多くのカプロン酸エチルを生成した。官能評価においても総合評価は群馬KAZE酵母とほぼ同評価で,きめ・あと味の項目では上回る評価を得た。

シソーラス用語： 清酒酵母 ,  *利用 ,  育種 ,  *醸造 ,  突然変異体
準シソーラス用語： *イオンビーム応用 ,  変異株

分類 (2件)： 清酒  (FK04023G) ,  微生物に対する影響  (EK02040O)

引用文献 (4件)：

• 1) T. Masubuchi et al., JAEA Takasaki Ann. Rep. 2008 (2009) 84.
• 2)市川英治et al,1988年度日本農芸化学会大会講演要旨集、(1988)435.
• 3)齋藤久一et al,醸協87(1992)915.
• 4)布宮雅昭etal.,醸協90(1995)217.

タイトルに関連する用語 (6件)： 清酒酵母 ,  イオンビーム ,  育種 ,  試験 ,  醸造 ,  レポート