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J-GLOBAL ID：201202227337415514   整理番号：12A1768274

電話発話の了解度拡張用の信号対雑音比適合型ポスト・フィルタリング法

Signal-to-noise ratio adaptive post-filtering method for intelligibility enhancement of telephone speech

著者 (5件)： JOKINEN Emma (Dep. of Signal Processing and Acoustics, Aalto Univ., P.O. Box 13000, Fi-00076 Aalto, FIN) ,  YRTTIAHO Santeri (Dep. of Signal Processing and Acoustics, Aalto Univ., P.O. Box 13000, Fi-00076 Aalto, FIN) ,  PULAKKA Hannu (Dep. of Signal Processing and Acoustics, Aalto Univ., P.O. Box 13000, Fi-00076 Aalto, FIN) ,  VAINIO Martti (Inst. of Behavioural Sciences, Univ. of Helsinki, P.O. Box 9, Fi-00014 Univ. of Helsinki, FIN) ,  ALKU Paavo (Dep. of Signal Processing and Acoustics, Aalto Univ., P.O. Box 13000, Fi-00076 Aalto, FIN)
資料名： Journal of the Acoustical Society of America  (Journal of the Acoustical Society of America)
巻： 132  号： 6  ページ： 3990-4001  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： C0249A  ISSN： 0001-4966  CODEN： JASMAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポスト・フィルタリング法を用いることで,電話発話の品質,及び,了解度が高められる。過去の調査から,高パス型フィルターによるエネルギー再分配は,種々のノイズ条件下での発話了解度の向上に効果的に機能することが示されている。本調査では,第1フォルマントから高周波数までのエネルギーを伝達するため,エネルギー再割り当てを使用する信号対雑音比適合型ポスト・フィルタリング法を紹介した。提案手法は,背景ノイズのレベルに合わせて適合することにより,望ましいノイズ条件では,ポスト・フィルターは,平坦周波数応答を有し,更に,周囲ノイズのレベルが上昇する時,ポスト・フィルタリングの影響が増加する。提案法の性能を,了解度,及び,聴者の好みの双方を評価する主観的聴き取り試験において,類似のポスト・フィルタリング・アルゴリズムと未処理の発話と比較した。結果から,両ポスト・フィルタリング法は,ノイズを無視できる条件において,発話の質を行わず,しかも,逆ノイズ条件では,未処理の発話よりも了解度の向上を実現できることが示された。更に,提案したポスト・フィルタリング・アルゴリズムは,中程度から複雑なノイズ条件での評価において,他のポスト・フィルタリング法よりも優れていた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *音声処理 ,  電話 ,  音声 ,  環境騒音 ,  SN比 ,  適応 ,  フィルタリング ,  改良 ,  アルゴリズム ,  主観評価 ,  比較試験
準シソーラス用語： ポストフィルタリング ,  音声品質 ,  音声了解度

分類 (1件)： 音声処理  (JE05000E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 電話 ,  発話 ,  了解度 ,  拡張 ,  信号対雑音比 ,  フィルタリング