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J-GLOBAL ID：201202227375184658   整理番号：12A0223085

如何に環境溶液条件が単一DNA分子の圧縮速度を決定するか

How environmental solution conditions determine the compaction velocity of single DNA molecules

著者 (7件)： HIRANO Ken (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Kagawa) ,  ICHIKAWA Masatoshi (Kyoto Univ., Kyoto) ,  ISHIDO Tomomi (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Kagawa) ,  ISHIKAWA Mitsuru (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Kagawa) ,  BABA Yoshinobu (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Kagawa) ,  BABA Yoshinobu (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  YOSHIKAWA Kenichi (Kyoto Univ., Kyoto)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 40  号： 1  ページ： 284-289  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝子治療やDNAナノテクノロジーにとって,DNA圧縮機構解明は重要度を増している。本論文は二つの非蛋白性凝縮系,即ちポリマー-塩誘導性凝縮系としてのMg²⁺含有のPEG,およびポリアミン凝縮系としてのスペルミン(SPM)を用いて,単一DNAの圧縮速度を評価した。単一縦列λ-DNA分子の圧縮速度をビデオ蛍光顕微鏡を用いて,種々のPEGおよびSPM濃度で測定した。ミクロ流体フローにおける分子伸縮技法を用いて,単一DNA分子を観察した。その結果,単一DNA分子の圧縮速度はPEGまたはスペルミン濃度の1/2乗([PEGまたはSPM]^0.5)に比例することを示した。理論的には圧縮速度はランダムコイルと圧縮状態の間の自由エネルギーの差異に比例する。PEGを用いた場合の圧縮動力学では,重なり濃度以上で圧縮濃度が加速され,一方ランダムコイルと圧縮構造の共存状態では圧縮濃度は減速された。

シソーラス用語： 条件 ,  特性 ,  物理的性質 ,  構造 ,  *速度 ,  *DNA【核酸】 ,  マグネシウム化合物 ,  金属イオン ,  ポリエチレンオキシド ,  蛍光顕微鏡 ,  *凝縮 ,  ランダムコイル構造 ,  圧縮性 ,  自由エネルギー ,  脂肪族アミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  第二アミン
準シソーラス用語： 環境条件 ,  溶液特性 ,  *圧縮速度 ,  *λDNA ,  マグネシウムイオン ,  PEG【重合体】 ,  *DNA凝縮 ,  圧縮特性

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  高分子の立体構造  (CG02031G)

物質索引 (1件)： スペルミン

タイトルに関連する用語 (5件)： 環境 ,  溶液 ,  DNA ,  分子 ,  圧縮速度