抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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衣服関連実習の受講者から得られたデータをもとに,短期大学における衣服関連実習のあり方について考察し紹介した。調査対象科目は,報告者が過去8年間担当してきた近畿圏の短期大学開講の「衣服構成実習」で,科目内容は年々変更を余儀なくされてきた。非調査者はこれを履修した卒業生(回答者13名)とした。調査方法,質問紙の内容を紹介の後,結果を掲示し考察した。受講理由は教育職員免許必須科目であったからが9名で,最も多かった。実習を思い出す時に浮かぶ単語は授業環境に関するものも多く,単に作品を作った実習とは捉えていないことを示唆した。また単位が取得できた理由,実習を受講して卒業後に良かったと思うこと・役に立っていること,実習の全体的なとらえ方の結果より,本実習は基本的な人間教育の場として被調査者の中にはあるようだ。実習は広義では得られない人間関係を構築しえるし,特に衣服関連実習は,真に教育する環境を整えられる1つの場と考えた。