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J-GLOBAL ID:201202227430214960   整理番号:12A0187470

適材適所で効果を引き出す 最新・表面処理の選定と活用法〔事例6〕カーボン膜複合窒化およびナノカーボンの特性と効果

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資料名:
巻: 27  号:ページ: 044-047  発行年: 2012年02月01日 
JST資料番号: X0147A  ISSN: 0912-5582  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ガス浸硫窒化法を発展・進化させ,アルミニウム溶湯との濡れ性が小さく,離型性のよいカーボン膜を複合化させるカーボン膜複合窒化の開発を行った。カーボン膜複合窒化した金型表面を電子顕微鏡で15000倍に拡大したところ,カーボンナノチューブ,カーボンナノコイル,カーボンナノファイバなど,ナノカーボン類がメゾフェースカーボン中に生成していることがわかった。金型表面から伸びているナノカーボン類がメゾフェースカーボンをしっかりと固定しているので,カーボン膜が金型表面に強く密着している。カーボン膜複合窒化では,アンモニアガスによる窒化で下地の硬化層が得られ,アセチレンガスの分解反応で表面のカーボン膜が得られる。アセチレンガスがワーク表面で分解する際に,硫化水素から供給される硫黄が触媒となっている。カーボン膜複合窒化の特徴は,低摩擦係数,耐摩耗性,耐かじり性,耐焼付き性,耐食性,離型性・含油性・保温性,静粛性(ギヤ鳴り低減)などがあげられる。カーボン膜複合窒化を施したアルミダイカスト金型は,アルミニウム溶湯に対し濡れ性がなく,保温性があるので金型の隅々まで溶湯が流動し,放熱フィンの鋳造も容易になった。ダイカスト金型の耐溶損性はほかの窒化処理と大差はない。金型を外部冷却するために離型剤が必要である。カーボンナノチューブ生成法には,CVD法,アーク放電法とレーザー蒸着法があり,CVD法がカーボン膜複合窒化に近い。炭素膜複合窒化に近いアセチレンガスの熱分解法を紹介した。カーボンナノチューブは,熱伝導性,電気伝導性,機械的強度などで,従来物質にない優れた特性をもつことが確認され,幅広い用途への可能性をもっている。
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分類 (2件):
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表面硬化熱処理  ,  炭素とその化合物 
物質索引 (1件):
物質索引
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