抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国民総幸福量(Gross National Happiness)の最大化を国家目標に定めた国として知られるブータンは,憲法制定が2008年の新しい国である。主要産業は農業や林業などの一次産業で,最大の輸出品目はインドへの電力供給である。ここではブータンの知財事情を報告した。知的財産の保護は憲法で約束されており,産業財産法(特許権,意匠権,商標権など)と著作権法が成立しており,世界知的所有権機関(WIPO)に加盟している。商標登録の99%以上は外国からのものである。幸福度の高い状況がいつまでも続くわけではないと考える政府高官も多く,産業発展の重要性,知財制度構築の必要性が認識されつつある状況といえる。