抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中学校学習指導要領解説-理科編において,「浮力については,例えば,ばねばかりにつるした物体を水中に沈めると,ばねばかりの指標が小さくなることなどから,浮力の存在に触れる」とだけあり,実際問題としてそれほど突っ込んで考察する学習内容ではないかもしれない。しかし,生徒の実態を調べると,浮力の大きさは「空気」,「形」,「質量」などで変わるという誤概念を抱いているものが多い。この誤概念にメスを入れ,科学的な概念への変容を促す必要性を感じる。本研究では,生徒のもつ意識を大切にしながら「体験する」,「自ら課題を解決する」,「日常生活に返る」といった視点を重視して単元指導を計画し,さらに浮力と質量,体積の関係を定量的に追究するための教具を工夫し,授業実践による生徒の浮力概念の変容を明らかにした。(著者抄録)