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J-GLOBAL ID：201202227565882866   整理番号：12A1603133

InSnナノキューブにおける弱結合超電導

Weak-coupling superconductivity in InSn nanocubes

著者 (3件)： GANDHI Ashish Chhaganlal (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN) ,  SHIH Po-Hsun (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN) ,  WU Sheng Yun (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN)
資料名： Superconductor Science and Technology  (Superconductor Science and Technology)
巻： 25  号： 10  ページ： 105006,1-6  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： T0607A  ISSN： 0953-2048  CODEN： SUSTEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱蒸着によって,平均サイズが42nmのInSnナノキューブを巧く合成することができた。高分解能透過型電子顕微鏡とエネルギー分散X線分光法によって,InSnの結晶性を明らかにし,InとSnの原子比が58/42の場合に限って,ナノキューブが形成されることが分かった。放射光x線回折データのRietveld解析から,β-InSn相とγ-InSn相の存在が確認された。磁化測定の結果をScalapino方程式に従って解析した結果,高温および低温超電導転移温度として,T_c1=6.02KおよびT_c2=4.12Kが得られた。これらは,それぞれβ-InSn相とγ-InSn相からの二つの寄与に対応している。非常に弱い超電導の強度,α=0.35,および有限サイズ効果で増強された臨界磁場としてH_C0=2.05Tが得られた。これは超電導に影響を及ぼす磁気エネルギーの割合の低下に起因する。

シソーラス用語： 弱結合 ,  *スズ合金 ,  インジウム含有合金 ,  *超伝導 ,  真空蒸着 ,  *ナノ構造 ,  *ナノ粒子 ,  高分解能電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  β相 ,  γ相 ,  磁化特性 ,  転移温度 ,  サイズ効果 ,  臨界磁場 ,  エネルギー ,  X線回折 ,  温度依存性
準シソーラス用語： Scalapino方程式 ,  *ナノキューブ ,  高分解能透過型電子顕微鏡 ,  磁気エネルギー ,  熱蒸着 ,  放射光X線回折

分類 (1件)： 金属系超伝導体の物性  (BM04022R)

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノキューブ ,  弱結合 ,  超電導