文献

J-GLOBAL ID：201202227588491937   整理番号：12A0688078

2粒子ダイナミクスの二次元量子ウォークシミュレーション

A 2D Quantum Walk Simulation of Two-Particle Dynamics

著者 (14件)： SCHREIBER Andreas (Univ. Paderborn, Paderborn, DEU) ,  SCHREIBER Andreas (Max Planck Inst. Sci. Light, Erlangen, DEU) ,  GABRIS Aurel (Czech Technical Univ. Prague, Praha, CZE) ,  GABRIS Aurel (Wigner Res. Centre for Physics, Hungarian Acad. Sci., Budapest, HUN) ,  ROHDE Peter P. (Univ. Paderborn, Paderborn, DEU) ,  ROHDE Peter P. (Macquarie Univ., NSW, AUS) ,  LAIHO Kaisa (Univ. Paderborn, Paderborn, DEU) ,  LAIHO Kaisa (Max Planck Inst. Sci. Light, Erlangen, DEU) ,  STEFANAK Martin (Czech Technical Univ. Prague, Praha, CZE) ,  POTOCEK Vaclav (Czech Technical Univ. Prague, Praha, CZE) ,  HAMILTON Craig (Czech Technical Univ. Prague, Praha, CZE) ,  JEX Igor (Czech Technical Univ. Prague, Praha, CZE) ,  SILBERHORN Christine (Univ. Paderborn, Paderborn, DEU) ,  SILBERHORN Christine (Max Planck Inst. Sci. Light, Erlangen, DEU)
資料名： Science  (Science)
巻： 336  号： 6077  ページ： 55-58  発行年： 2012年04月06日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子情報理論や量子輸送システムを解析するための量子ウォーク計算について調べた。光ファイバネットワークを用いた二次元格子上に12ステップと169地点に渡る柔軟で複雑な構造を持つコヒーレントな光学的量子ウォークを実現した。この構造を用いて生成される確率的量子コインの幅広なスペクトルを用いて,条件付けした相互作用を持つ2粒子系における絡み合いの生成をシミュレートすることができた。さらに系を動的に制御することにより,強い非線形性あるいは2粒子散乱が起こるような場合についてもシミュレーションが可能であることを実証した。本結果から,複雑な量子系をシミュレートしたり解析したりするための方法として,量子ウォークによる計算が有用性であることが明らかになった。

シソーラス用語： *格子 ,  *量子統計力学 ,  シミュレーション ,  通信網 ,  量子情報 ,  輸送現象 ,  重合せ ,  量子もつれ
準シソーラス用語： *二次元格子 ,  *量子ウォーク ,  光ファイバネットワーク ,  量子情報理論 ,  量子輸送 ,  量子絡み合い

分類 (1件)： 統計力学一般,多体問題  (BA08010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： ダイナミクス ,  量子ウォーク ,  シミュレーション