文献

J-GLOBAL ID：201202227680045277   整理番号：12A0328631

ドーパミンD4受容体遺伝子多様性は禁煙のためのブプロピオンの有効性を修飾する

Dopamine D4 receptor gene variation moderates the efficacy of bupropion for smoking cessation

著者 (10件)： LEVENTHAL A M (Univ. Southern California Keck School of Medicine, CA, USA) ,  DAVID S P (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA) ,  BRIGHTMAN M (Univ. Southern California Keck School of Medicine, CA, USA) ,  STRONG D (Alpert Medical School of Brown Univ., RI, USA) ,  MCGEARY J E (Alpert Medical School of Brown Univ., RI, USA) ,  BROWN R A (Alpert Medical School of Brown Univ., RI, USA) ,  LLOYD-RICHARDSON E E (Univ. Massachusetts Dartmouth, MA, USA) ,  MUNAFO M (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  UHL G R (National Inst. on Drug Abuse Intramural Res. Program, MD, USA) ,  NIAURA R (American Legacy Foundation, Washington, DC, USA)
資料名： Pharmacogenomics Journal  (Pharmacogenomics Journal)
巻： 12  号： 1  ページ： 86-92  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： W1383A  ISSN： 1470-269X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ブプロピオンとカウンセリングによる禁煙治療の12週間二重盲検プラセボ対照無作為化試験に参加している喫煙者(10本/日以上)331例を対象に,ドーパミンD4受容体遺伝子のエキソンIIIにおけるタンデムリピート多型の遺伝子型を決定した。治療終了時,治療終了後2か月,6か月,12か月の点禁煙率を予測する一般化推定方程式により,ブプロピオンはプラセボと比較して禁煙のオッズを増加させると予測された。遺伝子型の主効果は有意ではなかった。遺伝子型×治療の相互作用では,ブプロピオンはlong-allele保有者における禁煙オッズを高めると予測されたが,short-alleleホモ型保有者ではブプロピオンと禁煙との有意な関連は認められなかった。人口統計学的・臨床的共変量で補正した場合や禁煙持続予測解析においても,遺伝子型×治療の相互作用は残存していた。以上より,ブプロピオンはlong-alleleを保有する喫煙者の禁煙により有効であると考えられた。

シソーラス用語： *禁煙 ,  *薬物 ,  D2受容体 ,  対立遺伝子 ,  喫煙 ,  ヒト ,  比率 ,  治療法 ,  DNA【核酸】 ,  反復配列 ,  遺伝子多型 ,  ヌクレオチド配列 ,  芳香族ケトン ,  芳香族塩素化合物 ,  第二アミン
準シソーラス用語： タンデムリピート ,  ドーパミンD4受容体 ,  禁煙成功率 ,  *禁煙補助薬 ,  禁煙療法

分類 (2件)： 向精神薬の臨床への応用  (GW03110J) ,  遺伝的変異  (EC01030Y)

物質索引 (1件)： ブプロピオン

タイトルに関連する用語 (7件)： ドーパミンD4受容体 ,  遺伝子 ,  多様性 ,  禁煙 ,  ブプロピオン ,  有効性 ,  修飾