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J-GLOBAL ID:201202227691613463   整理番号:12A1097296

東日本大震災における災害時救援情報共有システムSahana(サハナ)の運用と評価

著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 177-183  発行年: 2012年07月15日 
JST資料番号: L7829A  ISSN: 1884-5541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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Webベース人道的コラボレーション・システムSahanaは2004年のスマトラ島沖地震による津波災害を契機とし,開発された災害管理活動の調整支援を目的とするオープンソース・ソフトウェア(OSS)である。本論文では,東日本大震災被災地でのSahanaの運用を目指して立ち上げられたOSSコミュニティ”Sahana Japan Team”が直面した課題と,被災地での運用について述べた。まず,岩手県陸前高田市では県庁の防災対策室医療班と,現場で物資の配送に従事していた自衛隊の判断によって導入が決定された。NTTドコモ社が提供したタブレット端末の対応を必須とするアプリを開発し,避難所の人数把握と配布物資(日用品)の要請に利用された。また,山形県では福島第一原発の事故の影響で福島県からの避難者が多く,その情報管理と情報提供の枠組みとして山形県庁内チームがSahanaを選択した。一方,動く日本語版Sahanaの提供が遅れ,国内携帯電話キャリアが他のシステムからのショートメッセージ送信に対応していなかったので運用までに至らなかった。導入にあたってはSahana Japan Teamとボランティア団体ひょうごんテック,日本IBM社によるプロジェクト協業が実施されたが,よりよいコミュニケーションのあり方が今後の課題として示唆された。
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分類 (3件):
分類
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自然災害  ,  その他の情報処理  ,  計算機システム開発 
引用文献 (7件):
  • 1) R.Witty, A. Walls October 20,20l0, r Sahana:災害時情報管理/人道的コラボレーション・システム」http://www.gartner.co.jp/info/bcp/reportsBTT-10-12.pdf
  • 2) Sanjiva Weerawarana's Blog: http://sanjiva.weerawarana.org/
  • 3) A brief history of Sabana by Sanjiva Weerawarana:http://daveshields.wordpress.com/2007/05/21/a-brief-history-of-sahan a-by-sanjiva-weerawarana/
  • 4) Sabana Software Foundation Web site:http://sahanafoundation.org/
  • 5) Sabana Eden http://en.flossmanuals.net/ booki/sahana-eden/sahana-eden.pdf
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