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J-GLOBAL ID：201202227843827987   整理番号：12A0850273

固体高分解能NMRを用いた微量試料分析

著者 (2件)： 三好理子 (東レリサーチセ) ,  崎山庸子 (東レリサーチセ)
資料名： TRC News (Tokyo)  (TRC News (Tokyo))
号： 115  ページ： 14-16  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： L2876A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新しく開発したマイクロプローブを用いることで実現した,微量試料の分析について報告する。市販の白色LEDに過電圧劣化試験を行ったものを解体し,マイクロプローブを用いて封止樹脂と蛍光体のNMR分析を行った。封止樹脂の構造解析では,高いSN比によりわずかな構造変化を確認することができた。1mgの蛍光体から得られた劣化前後のYAG蛍光体とYAG担体についての²⁷Al MAS NMR測定は,劣化前後のAl成分の変化を検出できた。さらに,マイクロプローブを用いることで,微量の異物やフィルムの表層分析も可能となった。以上の結果より,マイクロプローブを用いることにより,これまで測定が不可能であった0.5~1mg程度のサンプルでも測定が可能となった。

シソーラス用語： *アルミニウム27NMR ,  *微量分析 ,  マイクロプローブ ,  イットリウムアルミニウムガーネット ,  劣化 ,  重合体 ,  カプセル封じ ,  発光ダイオード ,  蛍光体 ,  エポキシ樹脂 ,  表面構造
準シソーラス用語： 白色LED ,  封止樹脂

分類 (1件)： 無機化合物の物理分析  (CC03024P)

引用文献 (7件)：

• 1)一ノ瀬昇,中西洋一郎編著,「次世代照明のための白色LED材料」,日刊工業材料,2010.
• 2) M. Gervais et al. : J. Mater. Sci., B45 (1997) p. 108.
• 3) K. J. D. MacKenzie and T. Kemmitt : Thermochimica. Acta., 325 (1999) p.13.
• 4) P. Florian et al. : J. Phys. Chem. B, 105 (2001) pp. 379-391.
• 5) C. Martin et al. : Opt. Mater., 25 (2005) pp. 1793-1799.

タイトルに関連する用語 (5件)： 固体 ,  高分解能 ,  NMR ,  試料 ,  分析