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J-GLOBAL ID：201202227864643932   整理番号：12A1390839

ある統合的なモデルは複数の入力とシグナル伝達経路を肝細胞におけるDNA合成の開始にリンクさせる

An integrative model links multiple inputs and signaling pathways to the onset of DNA synthesis in hepatocytes

著者 (5件)： HUARD Jeremy (Max Planck Inst. for Dynamics of Complex Technical Systems, Magdeburg, DEU) ,  MUELLER Stephanie (DKFZ-ZMBH Alliance, Heidelberg, DEU) ,  GILLES Ernst D. (Max Planck Inst. for Dynamics of Complex Technical Systems, Magdeburg, DEU) ,  KLINGMUELLER Ursula (DKFZ-ZMBH Alliance, Heidelberg, DEU) ,  KLAMT Steffen (Max Planck Inst. for Dynamics of Complex Technical Systems, Magdeburg, DEU)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 279  号： 18  ページ： 3290-3313  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞周期に対する入力が細胞増殖を計測してDNA合成に影響するしくみ調べるため,複数のシグナル伝達経路と細胞周期を結ぶ大規模な集積論理モデルを構築した。肝細胞特異的な文献及び実験的なDNA合成データを用いて,確立された文献の知見に基づいたモデルを構築し,効果的に改善と検証を行った。モデル解析により,MAPキナーゼ経路とPI3K経路の活性化がDNA合成に必要十分であることが示された。加えて,DNA複製を仲介するこれらの経路で重要な因子を同定した。モデルによりCOSMICデータベースと比較された発癌性変異が予測され,DNA合成を誘導する肝細胞増殖因子を阻害する標的が考えられ,実験的に検証した。基礎となる交錯するネットワークが複雑で膨大であったが,論理モデルにより細胞レベルでのシグナル伝達制御の増殖を統合的に理解することが可能となり,そして様々な制御レベルで異なる摂動シナリオに対する介入戦略を組み立てることができることが,統合的なアプローチにより実証された。

シソーラス用語： MAPキナーゼ ,  ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ ,  *細胞情報伝達 ,  *細胞増殖 ,  肝細胞 ,  DNA合成 ,  細胞周期 ,  肝臓腫瘍 ,  成長因子 ,  *計算機シミュレーション ,  マウス ,  分子標的療法 ,  抗腫瘍作用
準シソーラス用語： 増殖因子 ,  MAPキナーゼ情報伝達系

分類 (2件)： 細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  腫ようの実験的治療  (GE02040Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： 統合 ,  モデル ,  シグナル伝達経路 ,  肝細胞 ,  DNA合成 ,  リンク