文献
J-GLOBAL ID:201202227924609461   整理番号:12A1503949

TGFβ誘導性のMEK/ERKシグナル伝達によるS100A2発現の調節と細胞遊走/浸潤におけるその役割

Regulation of S100A2 expression by TGF-β-induced MEK/ERK signalling and its role in cell migration/invasion
著者 (6件):
資料名:
巻: 447  号:ページ: 81-91  発行年: 2012年10月01日 
JST資料番号: B0205A  ISSN: 0264-6021  CODEN: BIJOAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
黒色腫と肺癌細胞の変換成長因子-β(TGF-β)によるEFハンドカルシウム結合蛋白質(S100A2)調節機構とガンの進行における役割はほとんど分かっていない。本研究はその可能な役割を明らかにすることを目的にした。S100A2プロモーターのキャラクタリゼーションは,アクチベーター蛋白質A-1(AP-1)要素がTGF-β1の応答に最も重要な要因であることを明らかにした。HaCaTケラチン細胞におけるTGF-β1に応じて,S100A2プロモーターにAP-1複合体に機能的結合するJunBを,クロマチン免疫沈降法と電気泳動移動度アッセイで確認した。JunBの過剰発現は,ドミナント陰性JunBとMEK1[MAPK(マイトジェン活性化プロテインキナーゼ)/ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)キナーゼ1]阻害剤,PD98059によって遮断された,S100A2プロモーターを著しく刺激した。SMAD-結合要素の存在が推定されるにもかかわらず,TGF-β1によるS100A2レギュレーションはSMAD3から独立であることがわかった。またp53蛋白質とTGF-β1はS100A2プロモーターの相乗規制を示した。S100A2発現のノックダウンは,TGF-β1誘導細胞遊走とHep3B細胞の浸潤を許容した。結果をまとめると,S100A2発現とプロ腫瘍形成性行動の調節におけるTGF-β1誘発MAPKとp53シグナル伝達経路との間の重要なリンクが明快になった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  生物学的機能 

前のページに戻る