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J-GLOBAL ID:201202227989128932   整理番号:12A0868770

脊椎動物Toll様受容体の分子進化:それらのロイシンリッチリピートとTIRドメイン間の進化速度の差異

Molecular evolution of vertebrate Toll-like receptors: Evolutionary rate difference between their leucine-rich repeats and their TIR domains
著者 (8件):
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巻: 503  号:ページ: 235-243  発行年: 2012年07月25日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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自然免疫反応を開始するToll様受容体(TLR)は細胞外のロイシンリッチリピート(LRR)ドメインと細胞内Toll IL-受容体(TIR)ドメインを含む。ソレノイド構造をしているLRRドメインは普通球状のTIR領域よりも高い進化速度を持つ。この観点からTLRの分子進化と機能的役割を理解することは重要である。並立したときの両者の遺伝的距離とKa/Ks’s(非同義および同義置換速度)比率を96種の脊椎動物(魚から霊長類まで)の366のLRRドメインとTIRドメインで比較した。14のメンバー(TLR1,2,3,4,5,6,7,8,9,11/12,13,14,21,および22/23)でLRRドメインは対応するTIRドメインよりも有意に速く進化していた。LRRドメインの進化速度はこれらのメンバーで有意に異なっていた;霊長類および魚類のTLR3およびTLR7のLRRドメインが最低の進化速度を示した。対照的に,15番目のTLR10は有意な差異を示さなかった;そのTIRドメインは良くは保存されていなかった。今回の結果はTLR10はシグナルに関しては他のメンバーに比べて異なる機能を持ち,TLR3とTLR7の高い保存性は自然免疫反応系においてより古い機構かあるいは構造を持つことを示唆する。カモノハシTLR6とTLR10において遺伝子変換が生じたことが示唆された。本研究は脊椎動物TLRの構造的機能的多様化に関して新しい視座を提供する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  生体防御と免疫系一般 

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