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J-GLOBAL ID：201202228017067581   整理番号：12A1261405

ナノ結晶銅の塑性変形に及ぼす双晶境界の位置および粒径の影響

Effects of Location of Twin Boundaries and Grain Size on Plastic Deformation of Nanocrystalline Copper

著者 (2件)： MARCHENKO Arina (Univ. of Alberta, Dep. of Chemical and Materials Engineering, T6G 2V4, Edmonton, AB, CAN) ,  ZHANG Hao (Univ. of Alberta, Dep. of Chemical and Materials Engineering, T6G 2V4, Edmonton, AB, CAN)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 43  号： 10  ページ： 3547-3555  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ結晶銅はダイナミック系に対する電気的接点ための候補である。実験およびシミュレーションの両方は,ナノ結晶銅にナノスケール双晶を導入することは,高電気伝導度を維持したまま,強度を改善するための有効なアプローチであることを示している。本研究は,多結晶銅における塑性変形に対する双晶境界(TB)および粒径微細化の影響を調べた。銅に対する原子埋込み法ポテンシャルを併用した分子動力学(MD)シミュレーションを,四つの六方形粒で埋込まれた[011]集合組織化ミクロ構造のセルをシミュレートするために行った。シミュレーションの結果によると,銅の強度および靭性(すなわち,本研究でのあるひずみまで系によって吸収された体積当りのエネルギー)はナノ結晶粒内部にTBを導入することによって改善できた。ナノ双晶は,強化をもたらすような転位運動に対する障害物として作用し,ならびに材料の靭性に寄与する転位核生成のソースとしても作用する。性質の改善はTBと粒界(GB)の間の距離に明らかに敏感である。すなわち,それはアル中間距離で最大を発現し,一方それは,TBがGBからかなり離れているかまたはGBに密接な時には,減少する。このことは,TBとGBの間の体積がナノ結晶銅の塑性に重要な役割を担うことを意味している。さらに,異なる粒での変形挙動は負荷方向に対してのそれらの方位に依存する。本研究は,ナノ双晶化したモデルにおける粒径微細化は逆Hall-Petch関係をもたらすことも確認した。Copyright 2012 The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナノ結晶 ,  *銅 ,  *塑性変形 ,  *双晶境界 ,  結晶粒度 ,  電気接点 ,  シミュレーション ,  電気伝導率 ,  多結晶 ,  結晶粒微細化 ,  集合組織 ,  靱性 ,  双晶 ,  転位【結晶】 ,  核形成 ,  結晶粒界 ,  結晶方位 ,  塑性 ,  式 ,  粒度依存性
準シソーラス用語： Hall-Petch関係 ,  ナノ双晶

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノ結晶 ,  銅 ,  塑性変形 ,  双晶境界 ,  粒径