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J-GLOBAL ID：201202228124321067   整理番号：12A0104663

床暖房室内の自然対流流れにおけるCFDの精度検証 第1報-実大模型を用いた温度測定

Validation of Accuracy of CFD for Natural Convection Flow in Floor Heating Room: Part 1-Temperature Measurement of an Actual-Size Model

著者 (4件)： 小野浩己 (明治大 理工) ,  酒井孝司 (明治大 理工) ,  加治屋亮一 (明治大 理工) ,  青木亮一 (ジェイアール東日本建築設計事務所)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 178  ページ： 21-27  発行年： 2012年01月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CFDは低コストかつ柔軟性の高い温熱環境解析手法として注目を集めている。近年,実測結果とCFDによる計算結果を比較し,様々な流れ場においてCFDの妥当性を検証する研究は数多く行われているが,多くは強制対流場を対象としたものであり,自然対流場に関する妥当性の検証は,実際の建築空間に比べて非常に小さな簡易模型によるものがほとんどである。そこで本研究では,小型の実大床暖房室模型を製作し,床暖房時の室内温度分布を測定することで,実大建築空間に生じる自然対流場についてCFDの計算精度の検証を可能とすること,また測定データを用いて,乱流モデルや離散化スキーム,格子幅などが計算結果に及ぼす影響について検討し,実際の建築空間においてCFDを行う際のガイドライン作成を目指すことを目的としている。本報では,床暖房時の立ち上がりから定常状態までにおける室内温度分布を測定した結果について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 計算流体力学 ,  *床暖房 ,  *自然対流 ,  モックアップ ,  *温度測定 ,  温度分布 ,  屋内環境
準シソーラス用語： 精度検証 ,  室内温度分布

分類 (1件)： 温度測定,温度計  (AD06010K)

引用文献 (14件)：

• 近本智行. 浮力ダンピング下の低Re数流れに対応可能な新しいk-εモデル, 温度成層した室内気流の数値解析に関する研究 (その2). 日本建築学会計画系論文集. 1996, 481, 67-74
• 近本智行. オフィスにおける室熱・気流分布考慮型の空調 (第1報) 天井カセット型ビル用マルチ空調を用いたパーソナル空調の検討. 空気調和・衛生工学会論文集. 2009, 147, 9-16
• 村上周三. CFDによる建築・都市の環境設計工学. 2000
• 酒井孝司. 弱い自然対流流れ場におけるCFDの対流熱伝達予測精度?の検証. 空気調和・衛生工学会論文集. 2009, 148, 25-33
• CHEESEWRIGHT, R. Experimental Data for Validation of Computer codes for the Prediction of Two-Dimensional Buoyant Cavity Flows. ASME Winter Annual Meeting, HTD60, 1986. 1986, 75-81

タイトルに関連する用語 (6件)： 床暖房 ,  自然対流 ,  流れ ,  精度検証 ,  実大模型 ,  温度測定