抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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白浜海象観測所では,毎年夏期に台風接近時の気象・海象データ計測を目的とした集中観測を実施している。2011年の夏期集中観測は8/11~11/8の間実施され,観測塔による波高,潮位,海水温計測に加えて,ADCPによる流速分布計測,水深30mまで計測範囲を拡張した海水温計測が実施された。観測期間中,台風12号および台風15号が紀伊半島付近を通過した。観測塔近くでADCPにより計測された流速分布は,風の変化(特に南北方向)に対応した変化を示しており,台風最接近時にはADCP設置地点(水深約9.2m)付近まで鉛直混合が発達していることが確認された。また,台風接近時の観測塔付近の波浪状況や水温の鉛直分布が台風12号および台風15号で異なる様子が計測されたほか,河川水位の上昇に対応すると思われる表層水温の低下も観測された。(著者抄録)