抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Alの溶湯鍛造品が自動車にも利用されるようになってきており,その動特性の評価が求められるている。本研究においては,アルミニウム合金鋳物AC4CHの中高温域における疲れ特性について調べた。700°C,930MPaの条件で溶湯鍛造を行ない,その後,所定の熱処理(溶体化処理および時効処理)を実施したものをサンプルとした。疲れ試験を150および250°Cにおいて回転曲げ方式で実施し,S-N曲線および亀裂伝搬特性評価を実施した。この結果,本材料は150°Cでは室温と同程度の疲れ強さを呈するが,250°Cでは低くなることを明らかにした。また,150°Cでの試験では時効硬化,250°Cでは時効軟化が生じることを見出した。亀裂伝搬速度はすべての温度に対して,微小亀裂伝搬則によって整理できることも明らかにした。