抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最大切断問題はNP困難問題であり,広範に研究されて来た。Alon等(J Graph Theory 55:1-13,2007)は最大切断問題の有向版を研究し,グラフのHall比に対するその関係を観察した。彼らはその他の間で,もし非循環有向グラフがm個のエッジを持ち,各頂点が高々1の入次数あるいは出次数を持つならば,それが少なくても2m/5のサイズの有向切断を持つ事を証明した。Lehel等(J Graph Theory 61:140-156,2009)は”非循環有向グラフ”を”有向三角形を含まない有向グラフ”に置き換える事によってこの結果を拡張した。本論文において,筆者らはその最大有向切断が正確に2m/5のエッジを持つm個のエッジを有した非循環有向グラフを特徴付けて,そして筆者らのアプローチはLehel等の結果の代替証明を与えた。また,筆者らは有向グラフD(有向三角形を有した)の各頂点が高々1の入次数あるいは出次数を持ち,そしてD中の任意の最大有向切断が正確にβ|E(D)|のサイズを持つようなDに対して無限に多くの正有理数β<2/5が存在する事を示した。(翻訳著者抄録)