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J-GLOBAL ID:201202228251422522   整理番号:12A1022319

古典的なパラジウム触媒を用いたアルケニルC-H結合の官能基化反応に触媒制御を施す

Imparting Catalyst Control upon Classical Palladium-Catalyzed Alkenyl C-H Bond Functionalization Reactions
著者 (2件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 874-884  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: B0966A  ISSN: 0001-4842  CODEN: ACHRE4  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Wacker酸化及び酸化的Heck反応はともに古典的なパラジウム触媒を用いたアルケニルC-H結合の官能基化反応である。反応機構(パラジウム化/β-ヒドリド脱離)は類似し,反応生成物が基質の影響を受け易いなどの共通点も多いが,しかし,電子的不偏奇アルケン基質は複雑な生成物を与えた。これら広範囲に用いられている古典的合成法を普遍化することに限界があった。著者らは機構を重視したアプローチを用いてこれら基礎的プロセス固有の基質制御型反応を打破して予測可能で有益な触媒-制御型合成法を確立した。この報告書では,合成上の制約に対処するためWacker酸化及びHeck反応の双方の触媒制御型バリアント(変種)の開発経緯を詳細に解説し,同時に潜在的な有機金属プロセスへの機構的洞察を行った。tert-ブチルヒドロペルオキシド(TBHP)媒介Wacker酸化反応の開発中に非配位対イオンを有する求電子的パラジウム触媒とLewis塩基配位子の組合せが当該反応を効率的に促進することを発見した。この発見が二座配位子を有するパラジウム錯体が触媒するWacker酸化反応の機構誘導型開発に結び付いた。同様に,求電子的パラジウム-σ-アルキル中間体がβ-ヒドリド脱離中の電子的非等価のC-H結合を識別することが分かった。結果として,ボロン酸誘導体を用いてE-スチレニルの選択的酸化的Heck反応が開発できた。これらの反応開発中に発見された重要な機構的情報に基づいて古典的合成法では複雑な混合物しか得られなかった有機金属プロセスに予測通りの触媒制御をどのようにするかに対する洞察が得られた。
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分類 (2件):
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酸化,還元  ,  触媒の調製 
物質索引 (1件):
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