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J-GLOBAL ID:201202228340988092   整理番号:12A0652441

磁気熱量効果により立証したPrSiの異常磁気基底状態

Anomalous magnetic ground state in PrSi evidenced by the magnetocaloric effect
著者 (2件):
資料名:
巻: 111  号:ページ: 07A943-07A943-3  発行年: 2012年04月01日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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PrSiの物理的性質のこれ迄の研究はこの化合物が54Kで強磁性的に秩序化することを示している。しかし,磁気基底状態はまだ明確に決定されていない。PrSiは斜方晶系FeB型構造に結晶化する。典型的に,結晶電場(CEF)はJ=4 Pr3+自由イオン基底状態多重項の縮退を持上げ,9本の(通常は非磁性の)一重項を生む。TmNiと同様に,このような系の磁気秩序は二重項状態への二本の一重項の混合により確立されると思われ,同じ構造に結晶化する。対称性の考察から,共線形強磁性秩序モーメントは結晶のb軸に平行である筈である。しかし,中性子回折実験は磁化容易軸がac面内にあることを示す。これはPrSiの基底状態がCEFのみでは決まらないことを初めて示唆する。本研究では,比熱を解析してPrSiの基底状態の性質を調べた。CEF分裂エネルギー準位の熱的集団に関係するSchottkyの寄与は比熱への4f電子の寄与には存在せず,磁気配位エントロピーは全9重縮退J=4多重項磁気基底状態を指摘する。この系の磁気熱量効果を考慮して,このような基底状態の強い証拠を発見した。さらに,磁気熱量効果は磁気ハミルトニアンにおける有意な高次交換項の存在を示唆した。(翻訳著者抄録)
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磁気的性質 
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