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J-GLOBAL ID:201202228373732042   整理番号:12A1720201

オオタバコガ(Helicoverpa armigera)のモノクロトホス抵抗性に関連するエステラーゼのプロテオミクスおよび分子解析

Proteomic and molecular analyses of esterases associated with monocrotophos resistance in Helicoverpa armigera
著者 (11件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 243-251  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: C0793A  ISSN: 0048-3575  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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弱い抵抗性を示すフィールドで採集した系統を15世代淘汰し,モノクロトホスに対し高い抵抗性を示すオオタバコガ(Helicoverpa armigera)系統(MonoR)を得た。様々な協力剤を用いた生物検定の結果,MonoRにおけるモノクロトホス抵抗性はエステラーゼ阻害剤のDEFによって抑制され,抵抗性に主にエステラーゼが関与していることが分かったが,チトクロムP450sまたはグルタチオンS-トランスフェラーゼの役割についてはほとんどないと考えられた。MonoRは感受性系統よりin vitroでのエステラーゼ活性が高かった。Clade 1エステラーゼの過剰発現がモノクロトホス抵抗性と関連していた。配列比較の結果,MonoR系統ではAChE1における明らかなアミノ酸置換が見られたが,AChE2において置換は見られなかった。Native PAGE(ポリアクリルアミドゲル電気泳動の1種)によって明らかになったいくつかのエステラーゼのアイソザイムは,抵抗系統で強く染色された。Clade 1のエステラーゼに対する抗体によるネイティブなウエスタンブロッティング分析から,これらのいくつかがClade 1に属していることが分かった。また,MonoRで強く染色されるのはそれぞれの酵素が大量に存在することによると考えられた。ゲルスライスのプロテオーム解析では,他の3つのクレードのエステラーゼも関与して,最大6つのクレード1酵素の過剰発現したバンドと一致することが分かった。MonoRで過剰発現するアイソザイムのうち,2つもフェンバレレート抵抗性系統においても過剰発現し,その系統のプロテオミック解析では,Clade 1アイソザイムと関係している別のフェンバレレート抵抗性のプロテオミクスを裏付けている。エステラーゼが関与する解毒がモノクロトホス抵抗性の主要なメカニズムであることが分かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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害虫に対する農薬  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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