抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酸性硫酸溶液からのカドミウムの電解採取に及ぼす有機添加剤Magnaflocおよび/あるいは亜鉛の効果を調べている。Magnaflocの添加が溶液中に亜鉛の存在の有無の両方において電流効率を向上させエネルギー消費を低減させることを観察している。Magnaflocの添加は,カドミウムのカソード電流効率を5mgdm
-3での84.3%から40mgdm
-3での~97%まで上昇させ,エネルギー消費を133kWht
-1まで低下させた。溶液中にMagnaflocが存在する時,カソードを分極させ,カドミウムをより負の電位での電解還元をもたらす。Magnaflocと亜鉛のいずれかあるいは両方が電着物の結晶性の程度に影響するが,Magnaflocを用いた場合,結晶性はより高く,電着物はより延性であることを示している。Magnaflocの存在の下でのカドミウム電着物の走査型電子顕微鏡写真が,同時核形成と成長の機構によって緻密な電着物が形成していることを示している。Magnaflocの存在が結晶粒の数を低減し結晶粒の大きさを増加させることが明らかである。しかしながら,溶液中の亜鉛の存在はMagnafloc場合と較べて,形態に反対の効果を持っている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.