文献

J-GLOBAL ID：201202228910686869   整理番号：12A0312435

反応性ミリング,熱処理,ボールミリングの組合せ法によるCuFe₂O₄ナノ結晶の合成,構造および磁気特性の評価

Synthesis, structural and magnetic characterization of nanocrystalline CuFe₂O₄ as obtained by a combined method reactive milling, heat treatment and ball milling

著者 (4件)： MARINCA T.f. (Materials Sciences and Technol. Dep., Technical Univ. of Cluj-Napoca, 103-105 Muncii Avenue, 400641 Cluj-Napoca, ROM) ,  MARINCA T.f. (Inst. Neel, CNRS and Univ. Joseph Fourier, 25 rue des Martyrs, 38042 Grenoble, FRA) ,  CHICINAS I. (Materials Sciences and Technol. Dep., Technical Univ. of Cluj-Napoca, 103-105 Muncii Avenue, 400641 Cluj-Napoca, ROM) ,  ISNARD O. (Inst. Neel, CNRS and Univ. Joseph Fourier, 25 rue des Martyrs, 38042 Grenoble, FRA)
資料名： Ceramics International  (Ceramics International)
巻： 38  号： 3  ページ： 1951-1957  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： H0705A  ISSN： 0272-8842  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 反応性ミリング,熱処理,ボールミリングを組合せた方法により銅フェライトのナノ結晶を合成した。4hの反応性ミリングの後,出発酸化物(CuOおよびα-Fe₂O₃)とスピネル相との固溶体が得られた。ミリング時間の延長によりこれらの相は分解した。30hのミリングを行った試料について熱処理を行うと,単一のCuFe₂O₄スピネル相が得られた。1hのメカニカルミリングにより,銅フェライトの結晶子サイズは9nmにまで低減した。2~4hのメカニカルミリングを行ったCuFe₂O₄試料では,この相の分解が起こり,メカニカルミリング中にα-Fe₂O₃が生成した。スピネル相中のカチオンの部分的な再分布およびスピン傾斜効果の結果として,スピネル相の自発磁化はメカニカルミリング時間の延長とともに低下した。超常磁性の非常に微細なフェライト粒子の存在のために,メカニカルミリングを行った試料の磁化は飽和しなかった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 鉄酸塩 ,  *メカノ化学 ,  化学合成 ,  粉砕 ,  酸化鉄 ,  *フェライト ,  赤鉄鉱 ,  酸化第二銅 ,  スピネル型結晶 ,  *自発磁化 ,  超常磁性 ,  結晶粒径 ,  磁化特性
準シソーラス用語： メカニカルミリング ,  *メカノ化学合成 ,  *銅フェライト

分類 (2件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

タイトルに関連する用語 (8件)： 反応性 ,  ミリング ,  熱処理 ,  ボールミリング ,  組合せ ,  ナノ結晶 ,  磁気特性 ,  評価